歯軋り(歯ぎしり):原因
歯軋り(歯ぎしり)の原因 : ストレス
歯軋り(歯ぎしり)の最大の原因は「ストレス」だと考えられています。
もう少し専門的に説明をすると、「歯軋り(歯ぎしり)は精神的ストレスによる大脳皮質や辺縁系、および自律神経の異常興奮が原因で生じる」と考えられています。
「ストレス社会」といわれる昨今、本人の自覚がなくても、ストレスを感じている人は非常に多いと思われます。
そんな中、ある研究者の発表では実に約96%と、ほとんどの人が少なからず歯軋り(歯ぎしり)をしているという結果が出ています。
しかし、軽度の歯軋り(歯ぎしり)は人としてごく自然な行動の一つであるという考え方もあり、治療が必要なのは一部の限られた重度の歯ぎしりだけだとも言われています。
ストレスの原因には様々なものがありますが、アルコールやカフェイン、タバコに含まれるニコチンなどもストレスの原因になることが多く、これらが歯軋り(歯ぎしり)の原因となっていることも少なくないようです。
歯軋り(歯ぎしり)の原因 : 噛み合わせに由来するもの
歯科治療で高さの合っていないクラウン(被せ物)が入ったり、歯列矯正で噛み合わせのバランスがくるってしまった場合などに、歯軋り(歯ぎしり)の原因となることもあります。
ただ、噛み合わせと歯軋り(歯ぎしり)の関係については、歯医者さんの中でも「関係がある!」というグループと「関係がない!」というグループがあり、はっきりとした答えは得られていません。
しかし、過去の研究論文からは、噛み合わせと歯軋り(歯ぎしり)は、「おそらく関係がない」と考えられています。